金曜日, 8月 01, 2008
【雑記】 妄想族の憂鬱
妄想をしなければ生きていけない人のことを妄想族という。いつも夢みたいなことばかり言う人たちである。バーチャルテクノロジー≒妄想技術である当社の社長も妄想族の一人である。先日、IBMの先輩と話をする機会があった。「IBMにいる頃は、あなたは夢見たいなことばかりいってたけど、独立して変わりましたね。」といってくれたが、実は何も変わっていないことで恐れられているのを知らないだろう?IT業界は社長だらけである。福岡の室見川の橋の下にも社長がいっぱいいる。妄想族と引きこもりは紙一重なので、頑張って社会と繋がっていなければならない。バカにされることが多いかもしれないが、妄想はやめてはならない。妄想が現実になると、ビジョナリーとして一転して尊敬されるようになることもある、という妄想を同じ妄想族で(ある社長)と飲み会で話した。いやあ、妄想族は生きていくだけでも大変なのに社員を養っていくなんて大したものだ。独立すれば自由は得られるが孤独感・不安感に苛まれることになる。それに打ち勝つには妄想があればよい。独立の条件=妄想族といいたいところだが、実際は妄想を抑えきれなくて独立したという方が正しい。
さて、話が変わって、最近の若者について。一つ目はHadoopを研究している大田さんとその関係者。
YLUG 第88回カーネル読書会 Googleの基盤クローンHadoopについて(このビデオは難しいけど勉強になるのでおススメだ)
彼のグループ、はてな、それから学生ベンチャーの会社が合同で並列技術(Hadoop)を研究して、一部の機能をはてなの検索に使っているらしいのだが、これはとてもいい時代になったなと思った。はてなは日本のGoogleになろうとしているのかもしれない。梅田さんや近藤さん、Naoyaさんたちは、これまでにない価値観で日本のベンチャーの先駆けとなってくれている。それに優秀な学生がついていっているのは本当に明るい話である。優秀な学生は官僚や大企業に入ってスポイルされてはいけない。やはり、新しい価値を生み出せるところにどんどん挑戦していくべきだろう。それにはやはり夢が必要なんだが、はてなにはそれがあるということかもしれない。ちなみに私は妄想ということで夢を語ることを続けていきたい。(誰だ!笑っているのは・・)
一方の優秀な学生の記事を読むと、[ルポ]弾氏への応答
・・・ちょっとガッカリ。何がガッカリかというと、なんというか、弾さんはたしかに有名人ではあるが、ちょっと失礼かもしれないが、夢の対象や人生の目標ではないだろうし、それほど突っかからなくてもいいのではないかと思ったからだ。既存の社会の価値観が壊れていくなかで、就職はたしかに難しい話ではあるけれども、もう少し余裕があってもいいんじゃないかなあ。世の中、妄想だけで生きてる人がいるというのに・・・。学校で教えるべきことは妄想力を鍛えることなのかもしれない。
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