日曜日, 8月 03, 2008

【お知らせ】 バーチャルテクノロジーは第二ステージへ このエントリーを含むはてなブックマーク


 本日、トップページを更新した。弊社の取り組みと方針

 第一ステージの命題は果たせたし、今の会社の実態に合わなくなってきたので、いつかは更新しなきゃなあとは思っていた。でも、なかなかできなかったのは、SaaSとクラウドのどちらに比重を置くべきかを悩んでいたためだ。これは勝手な思い込みではあるが、SaaSはお客様業務と直結するので、カストマイズ対応には限界がある。一方、クラウドは検索などの機能に限定することで対応可能である。
 では、クラウドで実際に何をするかというと、まずは分散KVSに対応したReflexを使った検索機能で、次に、受注データや在庫データなどを管理できるサービスを提供する。最終的にはECサイトを構築したいと考えている。

 ここまでが第二ステージ。

 ここから第三ステージ(妄想開始)
 ITのパラダイムがシフトして、クラウドに代わるもの(きっとP2P)が登場するだろうと考えている。第三ステージはそこで動くフレームワークとなるだろう。イメージはここに書いているようなものだ。Google技術のオープンソース化がきっかけで、名前はまだないが、SETI@Homeのような並列処理が可能な、自前クラウドが出現してくると思う。そして、「Fuck!あちら側」運動が起きると予想する。これが現実味を帯びるためには、フォルトトレーラントとセキュリティが鍵となるだろう。これは5年後ぐらいの話だ。(妄想終わり)

<第三ステージのReflex>

Reflexは、「P2Pで安全に商取引ができるインフラの提供」を目的としたミドルウェアであるが、なぜP2Pにこだわるかをここでちょっと説明したい。

一極集中から新しいパラダイムが生まれて分散へ流れ、それから、また集中に動く。
これをITにおける輪廻という。 (by IBM 中島DE)

Yahoo やGoogleといった巨大なポータルサイトもあるが、インターネットは、原理的にはIPによる個々のコンピュータによるネットワークである。すなわち、基本的に分散型であり、インターネットの特長を最大限に生かすには、P2Pのような分散型が最適であると考えられる。

今、WEB2.0という新しいパラダイムが生まれて、CGMという個人の情報が重要だと認識された。
CGMを最も効率よく流通させるのは、インターネットの特長を生かしたP2Pであることは、疑いようがない。

また、今後膨大なCGMが発信するようになると、1極集中型が破綻すると私は予想している。ムーアの法則がサチッてきている以上、横に広がる以外ないのだ。


 ちなみに、第一ステージは何だったかというと、オープンソースによる基幹システムの構築とWebサービスの活用である。Reflexの基本的な部品を作ったばかりだったので、それを実際のシステムに入れてみたかった。今ちゃんと動いているので、命題は果たせたことになる。ということで、第一ステージクリアー。(SaaSはいろいろ問題があってできなかった。前記事参照)

<2007年抱負>


今年は、ある会社のネットビジネスを手がける予定だ。Ajax、などWeb2.0バリバリで、また、SaaSのモデルもやりたい。たぶん、その会社のCTOとして参加することになると思うが、正式に決まったらお知らせしたい。

あれだけ去年熱く語っていたReflexはなんだったんだ?と思わないでほしい。このビジネスでも、Relfe CoreやReflex iTextなどは、どんどん活用していくつもりだ。P2P機能は次のフェーズになるとは思うけど、まあ、リアルビジネスが優先されちゃうのは常ということで・・・。(いかんいかん)

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