水曜日, 9月 17, 2008

【クラウドコンピューティング】 クラウド研究会 このエントリーを含むはてなブックマーク


 IBMのtoshisさんに紹介されてこの会に出席するようになったクラウド研究会。先々週に引き続き出席した。
 冒頭に日本にクラウドは必要かというディスカッションがあった。

 私は「Google、海上データセンターの特許出願中に触れ、コストを最小化できるところが生き残ると思うので、ソフトやハードの調達以外にも、土地代、電気代の安いところに作るべき。日本にある必要はないが遠いところだとレイテンシーに限界があるのでなるべく近くがよい」と発言した。

 次に「世界中に分散配置した34,000台のコンピュータクラウドとしてのアカマイ」の話があった。
 私にとってAkamaiはずっと謎な会社であったが、竹洞さんのわかりやすいプレゼンのおかげでよく理解できた。特に、クラウドにデータを置き、EdgePlatformでプレゼンテーションを担う考え方は「目から鱗」。ミドルマイルのボトルネックを解消してレイテンシー問題を解決できるので、例えば、EC2のAvailability Zonesを気にすることなく高速にサービスを利用できる。あとは、サービス利用料が気になるところ。 

 クラウド研究会の内容もよいのだが懇親会でいろいろな人と出会えるのがまたすばらしい。

 前回は本橋さんなど新しい出会いがあり、デジタルクルーの杵渕さんに再会できた。
 また丸山先生を筆頭に有名な方々と直接会話できるのも魅力である。
 丸山先生とはクラウドのセキュリティの話とAndroidの話をした。

 クラウドのセキュリティは、セキュリティは最後の難問題に書いてあるような話を、丸山先生、アンクルの斉藤さん、IPAの勝見さんに一方的に話した。反応はあまりよくなかった。

 Androidは、先生はアフリカ地域のデジタルデバイドの解消に大きく貢献するだろうとおっしゃっていた。それから、日本で培った独特の文化の活用の話。まったく同感である。

日本Androidの会の構想:クラウドとオープンソースが創造する新たな市場


「日本の携帯電話市場の1億台は決してムダではない。ここで培った独特の文化、IT、モノづくりの実績がある。世界市場は40~50億台の規模になるのに、1億台の国内だけで競争していてもしょうがない。厚い層をもつIT技術者、モノづくりの実績、コンテンツという3つの強さの交点を、Andriodはもたらす」と丸山氏は述べ、Androidが創造する新たな世界市場に、日本の誇る3つの要素が商品やサービスを供給できる可能性に期待を示した。


 出会いという意味では昨晩は特に大きな収穫があった。Hadoopで有名な太田さんとは一度会って話したかった方。一次会で話せなかったので無理をいって二次会に誘ったのだが、丸山先生はカラオケに行こうといっている。とりあえず無視して普通の居酒屋にいくことができたからよかった。

 そこで、「創るJava」のきしださん、ウタゴエの首藤さんと知り合うことができた。
 
 太田さんは以前、杵渕さんの会社でアルバイトをやっていたらしい。こんな身近なところにいたなんてびっくりである。人の縁とは不思議なものだなあ。




2 件のコメント:

masaruyokoi さんのコメント...

クラウド研究会、なんだか聞き入ってみたい内容で。。

Akamaiはいろいろと興味深い技術をイッパイ持っていそうです。 私が某社で画像サーバのお手伝いしていたときにも、「Akamaiのこの機能マネしてみるか!」とかいいながら、いろいろとホゲっていました(笑)

なんか最近私が感じでいるのが、チビチビと数台のサーバでアプリをコツコツと作るよりも、数百台以上のサーバ相手にしている方が性に向いているのかななんて思って。。

是非今後もクラウドまわりのネタ、ガシガシ書いてください!

takezaki さんのコメント...

masaruyokoiさん
そうですか、クラウドに興味ありますか。予約をお願いしておきますから30日火曜日18:00-時間を空けておいてください。次回は丸山先生のMapReduceの話、その次は太田さんの超簡単Hadoopコーディングの話だそうです。

 
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