Zopeジャンキー日記にバーチャルのエントリがあるのを見つけた。
「バーチャル」とはなんなのか
「バーチャル」とは結局のところ、この「記号」の性質そのものなのだ。「北海道」という記号が北海道のことを指示・意味しており、その記号を見てわたしたちが北海道を想起するということ、これが「バーチャル」だ。
なかなかいいところを突いている。バーチャルは「本来の、本質的な」という意味があることは以前説明したことがあるが、「記号」の性質ということもできる。
ファーガソンだったかミルズだったか忘れたが、最も重要なものはデータであるといっていた。IBMのソフトウェアのトップが言うところに意味があるのだが、その意味が分かるようになったのはつい最近のことだ。ソフトウェアは姿を変えるがデータは普遍である。またソフトウェアは道具であるがデータには本質的な意味がありそれ自体に価値がある。
バーチャルとはデータ≒「記号」の性質のことである。
設立当初、友人からバーチャルなんて怪しくてケッタイな名前をつけて大丈夫?自虐的だよ。なんて意見をいただいたが、microsoftにしろ、はてなにしろ、謙遜的で変な名前の方が繁盛しているのを見るとバーチャルでもいいかなと思って決めた。なぜか、realXXとかbigXXはやらない。(と私は思い込んでいる)
結論
特定プレーヤーによる1極集中ではない、バーチャルで分散型のネットワークの実現。それがバーチャルテクノロジーという会社の目的だ。バーチャルには「本来の、本質的な」という意味がある。「バーチャル=仮」ではなく、「本来」のものを得るための技術という意味で、バーチャルテクノロジーという名前にした。
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