日曜日, 9月 21, 2008
【クラウドコンピューティング】 実用化の壁
クラウドコンピューティングの実用化の壁の一つは電力。日経新聞によれば、経済産業省を中心に通信や電気機械、建設など幅広い業種の企業が参加する研究会を今週めどに立ち上げるそうだ。
「こうした技術は膨大な電力を消費することが実用化の壁。経産省によると米国では過去六年間でグーグルなどのデータセンターが消費する電力が原子力発電所5基に相当する分だけ増えた」とのこと。
量の情報・ソフトを省電力で保管 官民で技術開発
先週のクラウド研究会で日本にクラウドは必要かどうかという議論があったが、日本の省電力技術が競争力になれば結構なことである。グーグル特許の「船上波発電iDC」はともかく、これに匹敵するぐらいの夢のある話になるといいのだが。逆にそれぐらいやらないと日本でやる意味はないかもしれない。
それから、「実用化されれば企業は自社でサーバを持つ必要がなくなる」と簡単に書かれていたが、実用化の壁は他にもたくさんある。一番大きな課題はセキュリティ、それから分散データベース技術。セキュリティに関しては暗号化などの技術的な話もそうだがリスク管理をどうするかが重要。分散データベース技術はRDBというより、key/value形式のデータベース。それをどのように業務アプリケーションに適用していくかが重要になる。
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