金曜日, 11月 13, 2015
フロントエンジニアの価値を高めるBaaS vte.cx βの発表
ReflexWorksは、選択と集中の話に書いているようなスタンスで、企業向けミドルウェアとして開発をすすめてきたが、今回、もっと多くの方に利用してもらうべくBaaSとしてリリースすることにした。
フロントエンジニアだけでWeb開発できるようにしたい。
これが、BaaS vte.cxを作った動機である。
やっと今年の年末にβリリースまでこぎつけることができた。
思えば長い道のりだった。
私たちは投資をうけておらず受託の仕事をやりながらBaaS開発をやっている。
それはとても大変で、すごく時間がかかることだ。
基本的な構想まで含めるともう10年近くになる。
2006年、Reflex coreを作成
2009年、Reflex iTextを発表
2010年、TaggingServiceを発表
2011年、あるお客様の大規模トランザクションシステムがサービスイン
その後、いくつかのお客様システムに導入され、様々な要求に応えるべく機能が追加されてきた。
そして、
2015年12月、BaaS vte.cx β リリース
2006年当時からBaaSの構想があったわけではないが、サーバサイドで画面をつくるのはやめてAPIにする設計は当時から一貫していることだ。
つまり、サーバサイドは、SPA(Single Page Application)のためのバックエンドサービスに特化するということ。
HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンドコーディングだけでデータの保存・更新・取得を伴う動的なWebサービスを作ることを可能にする。
フロントエンドだけでWebシステムを作ることができるため、開発者はクリエイティビティな作業に集中できるようになる。
また、重要なのがトランザクション処理。
複雑な業務システム開発ではトランザクション処理が必須になるが、ReflexWorksはACIDトランザクションと楽観的排他制御(Snapshot Isolation)をサポートしている。
デプロイも簡単だ。
gulpコマンドで実行するか、GithubにpushするだけでCircleCIが自動的にデプロイする。
slackで会話しながらGithubにpushしてデプロイする開発スタイルをあたりまえにしていきたい。
このようなアーキテクチャーと開発スタイルは、開発生産性や品質の向上をもたらし、とりわけフロントエンドエンジニアの価値を高める。
そして、楽しく素早く開発することは、お客様からの評価にもつながるだろう。
ところで、セミナーやるのでみなさんぜひ参加してください。
フロントエンドエンジニアの価値を高めるBaaS(vte.cx)
QiitaのAdvent Calendar
vte.cxの仕様
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