月曜日, 11月 15, 2010

【Google App Engine】 言語選択について このエントリーを含むはてなブックマーク



にわかに盛り上がっているプログラミング言語選択の議論。私も一言いわせてくれ。

言語選択は目的と生産性で判断すべき


 
 以前、あるPython使いがGAEでJavaをやるなんてありえない!なんて主張しているのを聞いたことがある。
 たしかに、スクリプト言語特有の開発生産性の高さ、心地よさを覚えてしまったら後にはもう戻れない気がしてくる。それはよくわかる。

 私自身、プログラミング言語はアセンブラだけありゃ十分と真剣に思っていた頃もあったが、もう戻れない。(今そんな人いないよね。)
 
 でも、PythonかJava、どちらの言語を選択するかは、目的によって異なるんじゃないかと思う。

 私は今なら、人にすすめるならJavaScript、自分で書くならJavaが最高と思っている。(あれ?Pythonがない)
 
 Tagging Serviceでは、javaを選択しているが、その理由は、クラウドサービスのミドルウェアを作る必要があったからである。
 まず、サーバサイドスクリプト機能のようなJavaScript実行環境を作ることはPythonだと難しいと思った。(もしかしたらできるのかもしれないけど)
 これがJavaであれば、RhinoというJarを一つ追加するだけで作れてしまうのである。
 
 また、Reflex Tagging Serviceは、GAEだけではなく、RDBやCassandraのようなKVSでも動かすことを想定しており、その場合、エンタープライズ向けになることもあり、Javaの方が都合が良かった。
 
 もちろん、すべてJavaでいいといっているわけでなく、生産性向上のためには、JavaScriptを活用する方が有効だとも考えている。
 Tagging Serviceにおいて、ビジネスロジックはすべてATOMとjavaScriptで書けるようにしているのは、「人にすすめるならJavaScript」と、そう思うからだ。
 
 また、サーバとクライアントの言語を統一することは意外と重要だったりする。異なる言語で書いてしまうと、以下のように酷い目にあってしまうからだ。
 
 
pythonのコードに間違ってセミコロンを付けてしまったり、PythonとJavaScriptのどっちがTrueでどっちがtrueだか混乱したりする。(言語対決:JavaScript 対 Objective-C)

 
 どうせクライアントではjavaScriptが必須なわけだから、生産性という観点からいえば、サーバにおいても同じJavaScriptで書けるのが望ましいといえるだろう。
 
 まあ、趣味でやる場合は、プログラミングのためのプログラミングをすることもあるわけで、それはそれでいいんじゃないかとも思う。(でも、その話とエンジニアの素質は別の話だと思っているが・・)

宣言型プログラミングのすすめ



 あと一つ強調したいのは、jQueryが宣言型プログラミングモデルに近いということ。

 HTMLやCSSをマスターできた人がプログラミングに挑戦しようと思ってもなかなかできないのは、手続型の論理思考が難しいからということではないかと私は考えている。
 jQueryであれば、すんなりマスターできたという人が多いのは、HTMLやCSSと同じようなイメージで書ける、宣言型プログラミングモデルであるから。
 宣言型プログラミングモデルは、Javaなどの手続型(異論もあるとは思うが少なくとも宣言型ではない)に比べ、はるかに学習コストが低いと思われる。
 
 Tagging Serviceでは、ATOMとJavaScriptでRESTfulに開発できる環境を用意して、jQueryのような宣言型プログラミングモデルの仲間入りを果たすことで、プログラミング初心者でも、GAEのことを何も知らなくても、誰でも簡単にWebアプリケーションを作れる環境を提供している。
 
 以上、生産性の観点からいえば、多くの異なる言語を覚えて書くよりは、どれか強力な言語を覚えて書けるようにした方がいいという話でした。

 ちなみに、iPhone/iPadのNativeアプリの開発も、Titanium Mobile を使えば、JavaScriptだけで開発できるそうな。

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