水曜日, 12月 09, 2009

【クラウドコンピューティング】 格安ストレージサービスを活用する このエントリーを含むはてなブックマーク


クラウドは本当に安いのか!?

 Azureの登場もあって下図のようなクラウド比較情報が充実してきた。

Windows Azureの料金はGAEやEC2より安いのか


(昨日、AWSの値下げがあった)

 クラウドのコストを考える際に重要だと思うポイントは、CPUコストとストレージコストの2つを分けて考えるということ。CPUコストは、できれば、ココで示したような、TPC-Cを元にしたPrice/Performanceといった値で比較するとよいと思うのだが、Publicクラウドについては各社とても安いので、単純にCPU利用料で比較してもいいのかもしれない。ただ、Amazon EC2のc1.xlargeといったハイエンドサーバを長時間使うと割高になるので、必要なときに必要なだけ利用するといったように、短時間に効率よく利用する工夫は必要になると思う。
 問題はストレージコストの方だ。ココで指摘されているように、ストレージは決して安くはない。月額 $0.15/G でほぼ各社で足並みを揃えているが、8TB利用すると年間$14700/年かかることになる。1年間利用すると、これはカスタムサーバ1台買える計算になってしまう。

安いストレージサービスとの連携

 実は、ものすごく安いストレージサービスがある。それは、GMAIL/Picasaで、なんと年額4096ドルで16TB利用できる。GAEやEC2のStorageにはトランザクションを格納し、GMAIL/Picasaには画像やファイルといったコンテンツを格納することで、全体的なコストを大きく下げることができる。

 ということで、これを何とか活用できないか、ちょっと考えてみた。

GMAIL

 Gmailにアクセスする方法は限られている。https://mail.google.com/mail/feed/atom/で一覧は取れるものの、そこからさらに本文や添付ファイルを取得することはできない。もちろん、ブラウザでGmail画面を開いて、中の添付ファイルを右クリックすればURLを取得することはできるが、これを自動的に取得できるようなAPIは公開されていない。これはGoogleのセキュリティポリシーなのだろう。世の中にはGmailをStorage代わりに使うGPhoto Spaceや、Gmail Driveといったものがあるが、おそらく不正なアクセスを行っているものであり、切断されて使えなくなってしまうリスクがあるので要注意である。オープンソースのJavaのAPI、g4jといったものもあるが、現在は接続できないし、開発もストップしているようだ。これらは個人で使用するのは結構かもしれないが、決してお客様に提案してはいけないものである。
 ただ、Google Apps Premium Editionにおいて、データを格納するGData API、GMAIL Migration APIは正式に公開されているもので、このAPIを使用することで、GAEからでも様々なファイルをGmailに格納することができる。実際に検証してみたところ、本文および添付ファイルを格納することができた。Gmailをデータ格納用に使用しても違法ではない。このAPIを利用することで、DatastoreからExportしたデータのバックアップなどに使えるかもしれない。

Picasa

  Picasaについては、Picasa Web Albums Data APIを使ってファイルの登録および取得が可能である。価格はGmaiと同じで非常に安い。
 画像はURLを非公開(検索非対象)にできるが、知られてしまうとアクセス制限はできないので、基本的に公開されるものと考えるべきである。
  1024文字の説明を画像に付けることができ、全文検索もできるので、ECの商品検索などに応用できそうである。


 ・1つの画像は最大20MB
 ・ 画像に説明を1つ追加可能(最大1024文字)。APIを使って追加可能。
 ・ コメント(最大512文字)を複数追加可能だがAPIからはできない。
 ・ JPEG、GIF、PNGなど様々なフォーマットに対応とあるが、実際にはjpegに変換されて格納される


Google Docs

Goole Docsには、PDFなどのドキュメントを保存できるが、全体の件数に制限がある。
Google ドキュメントの概要: サイズの制限

次のとおりです。
文書: 各文書は最大 500 KB まで、埋め込み画像は最大 2 MB まで可能です。
スプレッドシート: それぞれ最大 256 列、最大 200,000 セル、最大 100 シートとなっており、いずれか 1 つでも達すると制限が適用されます。行数には制限がありません。
プレゼンテーション: 作成できるファイルの最大サイズは、.ppt、.pps 形式の場合は 10 MB もしくは 200 スライド、ウェブからアップロードする場合は 2 MB、メールで送信する場合 500 KB です。
PDF: アップロードできる PDF の最大サイズは、パソコンからの場合は 10 MB、ウェブからの場合は 2 MB で、ドキュメント リストへは 100 個まで保存できます。


上記はどれも一長一短ある。
大容量コンテンツを格納できる格安ストレージサービスが欲しいところである。

0 件のコメント:

 
© 2006-2015 Virtual Technology
当サイトではGoogle Analyticsを使ってウェブサイトのトラフィック情報を収集しています。詳しくは、プライバシーポリシーを参照してください。