水曜日, 2月 03, 2010

【政治】 小沢幹事長不起訴に思うこと このエントリーを含むはてなブックマーク


小沢幹事長不起訴に関する気になる2つの書き込み。(2NNより)

これはヤミ献金、賄賂事件だと勘違いしていたが、石川議員が逮捕された理由は実は収支報告書の虚偽記載違反だった。
収支報告書は一年に一回、ちょうど今頃提出されるもので、お金の出し入れはすべて記入しなければならない。
 事件の概要はこうだ。
小沢さんの秘書たちは、銀行から借りて土地を買ったが、お金が下りるまで小沢さんに立て替えてもらった。
そして、すぐに返したのだが、そのことを収支報告書には記載しなかった。
1年の入金と出金だけ見れば結果的に同じことなので、小沢さんから一時的に借りたことを省略した。
なぜなら、小沢さんが大金を持っているのはイメージ悪いので隠したかったから。
これは嘘をついたことになり、虚偽記載違反となる。そういう罪で逮捕されて明日起訴される。
小沢さんが起訴されないのは、秘書に嘘をつくよう指示をしたり、関与した証拠が見つからなかったから。
今日のニュースはとても意外だった。
ゼネコンの捜索や2回の事情聴取を見て、検察は絶対何か証拠を掴んでると思っていた。
ヤミ献金の動かぬ証拠、起訴できる十分な証拠をもってるからこそ、捜索やら聴取やらをやったんだろうと。でもそうじゃなかった。
 そもそも、その頃は野党だったので収賄罪にならないそうだ。え=っ!
 検察の捜査の目的は、政治規制法違反容疑、つまり、「お金を一時的に借したことを記載しないよう指示した」証拠をつかむこと。
 それが、そんなに重要なことかよ。



総務省 政治資金監査に関するQ&A(その4) 資料3
http://www.soumu.go.jp/main_content/000037209.pdf

収支報告書の記載方法に関すること

Q 政治団体の事務職員が立替払いで物品を購入し、その後、政治団体から物品購入相当分の精算を受けた場合は、支出の年月日及び支出を受けた者はどのように記載することになるのか。

A 政治団体の事務職員が立替払いで特定の物品を購入し、その後、政治団体から物品購入相当分の精算を受けた場合は、この精算は、政治団体内部の事務処理として、政治団体の事務職員に渡したものであると考えられます。
 したがって、支出を受けた者は、事務職員ではなく、物品を購入した相手方が記載され、また支出の年月日は、物品購入時点が記載されることになります。

総務省自身が立替え処理を認めてるのに、検察はどうやって石川を【虚偽記載】で立件するの???w


たぶん、都合のいいように事実を曲げて書いたという悪意があったから。また、それを自供したことが大きなポイントかな。
法というのは、形式的なことより、事実などから読み取れる意図、特に悪意があったかどうかが重く見られるらしい。

火曜日, 2月 02, 2010

【クラウドコンピューティング】 Scale OutアンチテーゼとeCloud構想:中島の考えを読んで このエントリーを含むはてなブックマーク


 中島御大から返事があった。


本当は、ホメオトシスのスレッドで、竹嵜さんをネタに、北城さんとの昔の顛末を書いてやろうと思っていたのです。
竹嵜さんの勤務時間に対する当時の鷹揚さ(?)が北城会長の眼に触れて、アドミ専門のスタッフを付けられそうになった話です。中島には管理能力が全く無い、というご判断をなされたらしい。
勿論それで研究所長を首になったわけではありませんが。。。

Scale OutアンチテーゼとeCloud構想:中島の考え


(; ̄ー ̄川
どうも、すみません。

(そんなことが起きていたなんて全く知らず)、当時のIBMは本当に懐が深かったなあ、なんて勝手に思っていた。単に、中島さんに甘えていただけだったとは。とにかく、当時のIBMは、めっちゃ遊び働きやすかったことだけは事実であった。

 さて当時、中島さんは毎月の全体MTGで、いつも感動的なプレゼンをしてくださっていた。技術に裏付けられた論理、情熱、パワーにいつも圧倒されたが、一方で、机上の空論を嫌い、技術論だけでなく、ビジネスの重要性も説かれていた。技術要件と現実のあまりのギャップに戦意を無くしてしまうことも多かったが、脱力感を感じつつ毎回感激していたことも事実であった。特にすばらしかったのはIT動向で、5年~10年後のIT世界を、まるでタイムマシンで見てきたかのように具体的に話をされた。未来を妄想するのはとても楽しい。でも自分たちがIBMのイノベーションに一役買っていると思うともっと楽しかった。やりがいも感じていたし、本当にすばらしい会社だと思った。

でも、中島所長が本社の方に移動されてがっくりきたというか、モチベーションが無くなった。私にとって中島さんは5年~10年後の世界を教えてもらえる神のような、あるいは、北極星のような存在だったので、移動されてしまったことで方向性を見失ってしまい途方にくれた。まるで、たこの糸が切れたようにヒュルヒュルとなってしまった。

それでも、箱崎の方に移動させてもらい、2,3年は田原さんや米持さん達と好き勝手に過ごせたので楽しかった。その後、部署が解散、また幕張に戻されて、くだらない業務報告レポートばかり求められたのでやめることにした。仕事は無いのだが、自分がいかに有益な仕事をしたかを、毎週、妄想をかきたてて書かなければならない。私は、一日中、PCの前に座って誰と話すわけでもなく、ガマガエルのようにう~んと唸っていただけなので何も思いつかない。出てくるのはガマの汗だけ。不思議だったのは私と同じように全然仕事をしている雰囲気じゃなかった方達も毎週立派なレポートを書いていたこと。これはある意味すごい才能だと思った。私は罪悪感に苛まれて、こういった類のことがどうしてもできない。まあ不器用な人間である。今思えば、IBM社員で私ほど上司にレポートしなかった人間はいないんじゃなかろうか。(ところで、中島さんが上司にレポートしませんといった話は面白かった。レベルが全然違うけど、なんだ私と同じじゃん、と思った)

 中島所長が本社の方に移動されてモチベーションが下がったことも、私がIBMを離れた理由の一つだが、(念のためいっておくけど首になったんじゃないよ)インターネットの普及で情報元に困らなくなったことも大きかった。
 もうIBMから学ぶことはなくなったと思っていたので、いつやめてもいいと思っていた。それまで、SIプロセスも2,3回やって設計開発やプロジェクトリーダも経験した。また、自分一人でセリングをやって、割と大きな案件を成約させたりもした。しかし、IBMの情報元からは離れたくなかった。
 当時までイノベーションリーダは間違いなくIBMだったと思う。ITの動向を知るにしても、お客様対応するにしても、社内の情報を見なければ解決しなかった。なので、IBMの情報にアクセスできるという優位な立場は、離れられない大きな理由の一つであった。
 しかし、だんだんとインターネットに依存してくるようになり、あるとき、ふとIBM社内の情報は必要ないということに気づいてしまった。それから独立しようかなと考えるようになった。

 久しぶりに、中島さんの話を聞いて感じたのは「戦意喪失感」。ああ、昔感じたこの感じ。まるで映画のエンディングを先に聞いてしまったかのような脱力感。やっぱり、あのサイトは見ないほうがよかった。昔はあまり思わなかったけど実は中島さんはネタばれすることで人の楽しみを奪う悪い人なのかもしれない。

それは絶対正しいのだけど、中島さんは、これまでも正しいことをおっしゃってこられたけれども、何か受け入れられないモヤモヤがある。でも反論の余地はないから、歴史が証明するのを待つしかない。(反論を思いついたらまた書きます)

一発逆転ホームラン願望に満ちた中途半端な自由人の私は、悲しいかな、丸山先生に感化されて夢遊病になってさ迷うか、中島さんに感化されて戦意喪失してしまうかのどちらかしかない。

まあ、いずれにしても楽しいことに変わりないのだが。(なんだ楽しいのかよ!?)
 
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