PC遠隔操作事件で初公判を2月に控えた今、ネットでは色々酷いと叩かれている。
逮捕当時は誤報だらけで最近沈黙しているマスコミ、4人の誤認逮捕をしでかした警察、予断と偏見を持たずに証拠を見れば有罪と言っている検察、そして、勾留して一年が経とうとしているのに未だに保釈どころか家族の接見すら許可しない裁判所。
この事件はK氏が真犯人であることを示す決定的な証拠が一つでもあれば有罪になるのだろう。しかし、決定的証拠はないといわれ、状況証拠のみで争われるという。そうなると冤罪が怖い。
状況証拠だけでは冤罪が生まれる
ITを悪用した遠隔操作事件では誰が“犯人”に仕立て上げられたとしても不思議はない。
肝心の「パソコン遠隔操作事件」の検証がどうなっているのかが、僕らの一番の関心事です。しかも警察や検察は、これまでに何件もの誤認逮捕事件を引き起こしているわけです。言い換えれば、誰が“犯人”に仕立て上げられたとしても不思議はなかった事件だと言うこともできるでしょう。検察は事件の真相を解明し、同様の事件の再発を防ぐことができるんでしょうか? yahoo newsより
これがもし冤罪だったら恐ろしいことだ。
とにかく状況証拠だけでは有罪にならないようにしてもらいたい。犯人を示す2つの証拠
しかし、そういう私はK氏が真犯人だと確信している。
それは、江ノ島のグレーという猫に触れたこと、またスマホ携帯の検索履歴という状況証拠があるから。PCの検索履歴、雲取山に行ったこと、悪の教典の本、まどか人形などの639点の状況証拠は弁護人のいうように証拠ゼロに等しいが、この2点、とりわけスマホ検索履歴は犯人性の推認力が高い有力な状況証拠ではないだろうか。
猫にK氏が触れた時間を含むわずか20数分の間に首輪がつけられていた。間違いなくこの時間に真犯人はいたわけで、K氏が犯人ではないとすると他の誰かということになる。しかし、この短時間に触れた人が大勢いたとは考えにくい。
また、K氏はスマホで「猫 首輪」など事件に関係するキーワードを1月2日に検索している。1月4日以降であればニュースを見たからと言い訳ができるがその日は犯人以外は誰も知らないはずである。またK氏は、神保 哲生でも検索している。K氏はそのような人物は知らないと供述していた。
PCと違いスマホでは検索履歴を残すような遠隔操作はできない。お正月ということもあり会社の同僚がK氏の目を盗んでやったということも考えにくい。
それでも無罪とすべき理由
このように、K氏は非常に怪しいのである。が、どんなに怪しくても私は真実より事実、つまり決定的な証拠がないということを重く見るべきだと思う。
もし状況証拠だけで有罪になるという判例を作ってしまったらネットは冤罪だらけになってしまうだろう。(ネットというものは本来そういうものである。)
ではK氏が本当に犯人だったらどうするのか。私はそれでも無罪とすべきと思う。求刑10年はいくらなんでも重すぎるし、もう彼は自分が犯した罪以上の罰を受けているではないか。
それより、実際に普通の市民が犯罪者と疑われ4人が誤認逮捕させられたことを重く見る必要があるだろう。
冤罪は人ごとではない。明日は我が身と考えるべきだ。
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